MT5をMacで動かす方法

MT5

手元のマシンがMacの場合に、FXや株式投資で使われるMT5を動かす方法を記します。

ちなみに私はAWSを使っています。

  • スキャルピングを行うならFX用VPSを使う
  • 約定スピードがシビアでなければAWSも使える

XM社のMac用MT5をダウンロードする

ある意味で一番簡単なのはこちらです。

XMという海外FXの会社が、Mac向けにパッケージしたMT5を公開しています。これをダウンロードしてインストールすればOK。

Mac対応XMTrading MT5 | Mac対応XMTrading MT5 ダウンロード
Mac対応XMTrading MT5 により、お客様はMac対応のアプリケーションからデモ口座や取引口座に直接アクセスし 、グローバル市場でのお取引を開始していただけます。

XMという会社は海外FX業者として有名ですが、株価指数や貴金属など、FX以外の取引も可能です。

macOS 10.15 Catalinaだと動かない→動くようになった

残念ながら、macOSがCatalinaだと次のようなメッセージが出てMT5が動きません。

エラーメッセージ

恐らくセキュリティが強化されたためでしょう。以前のバージョンのmacOSであれば、システム設定をいじったりすることで起動できたようですが、Catalinaだとその方法が使えません。残念ながらCatalinaの場合は、Mac上でそのまま動かすのは諦めるしかありません。次節以降の方法を試してみて下さい。

2021/1/30追記:最新のバージョンでは動くようになりました。

Windowsのサーバを借りる

いわゆるVPS(仮想専用サーバ)を使う方法です。

FX用VPSを使う

世の中にはFX用のVPSというものがあり、FX業者等が使っているサーバに物理的に近いため、約定スピードで有利になるというものです(スキャルピング向け)。たとえばOANDAという国内FX業者のページから申し込むことで、Beeks Financial Cloudのサーバを安く契約できます。

VPS Beeks Fx レンタルサーバー | OANDA Japan(オアンダジャパン)株式会社
OANDA Japan(オアンダジャパン)が提供するBeeksfxについての紹介ページです。「VPSとは?」「Beeks FXを導入するメリット」「OANDAでBeeks FXを導入するメリット」について詳しく紹介します。

このサーバはMT4向けに提供されているように書かれていますが、少し試してみた限りではMT5もとりあえず動きました。FX用と言っても、単なるWindowsサーバですしね…。

ちなみに、普通に使う分には問題ないですが、FX以外でちょっと変わったことをしようとしたり、技術的なトラブルが発生したときは、設定がややガチガチになっているためか、うまくいきませんでした。例えば、諸事情によりSSHサーバをBeeks上で立てようとしましたが、(私のミスかもしれませんが)うまく接続できませんでした。エンジニアとして汎用性を求めるならAWSの方が無難です。

AWSを使う

ITエンジニアならご存知のAWS (Amazon Web Services)です(実際に使ったことがあるかどうかは別として、ITエンジニアでAWSを知らないなどと抜かす人は、モグリのエンジニアだと言っていいくらい、この業界では有名)。

FX用VPSほど取引所に近くないため、約定スピードは少々落ちると思いますが、ある程度のタイムスパンの取引(デイトレード・スイングトレードなど)なら、約定スピードがシビアな問題になることはないでしょう。

AWSではいくつかのOSが提供されていますが、その中にはWindows Server 2019もあるため、この上でMT5を動かすことができます。私自身も今はAWS上で動かしています。

AWSは汎用的なサーバとして提供されているため、FX用VPSのような変な制限はありません。またITエンジニア向けに技術情報も大量に出回っているので、運悪く技術的なトラブルに遭ったときも自力で解消できる可能性が高まります

注意としては、EC2の無料枠を使えるt2.microだと、メモリ不足のためか、たまに重くなることがあります。できればt2.small以上が無難です。

「システムの割り込み」でCPU使用率が100%になるときの対処法 - 滝の中からの脱出

t2.small以上だと、24時間ONにしていると常に課金されてしまいます(日数や為替レートによりますが、1ヶ月あたり大体4,000円前後)。EAで自動売買させるのであれば常に起動するしかないですが、手動でトレードするのであれば、トレードしない時間はマシンをシャットダウンしておけば課金も止まります。

使うたびに起動が必要な上に接続先が変わるので少々面倒ですが、使う頻度によっては格安で使えることになります。

その他の方法

Boot Campを使う

Appleが提供している「Boot Camp」を使えば、Mac上にWindowsをインストールできます。

Boot Camp アシスタントで Mac に Windows 10 をインストールする
Boot Camp を使って、Mac に Microsoft Windows 10 をインストールし、Mac を再起動する際に macOS と Windows を切り替えることができます。

ただし、Windowsのライセンスを別途購入する必要があります。またハードドライブの容量も地味に食う(最低64GB以上)らしく、2019年以前のMacBook Airのようにハードドライブの容量が少ない場合は厳しいように思われます。

また、そもそもの問題としてOS切替時に再起動が必要になるので面倒です。

Parallelsなどの仮想環境ソフトウェアを使う

Boot Campとは異なり、Macを起動しながらWindowsも使えるので便利です。

ただしWindowsのライセンスと、当該仮想環境ソフトウェアを購入する必要があります。とはいえ長期的に考えると、FX用VPSやAWSよりは安くなるのかもしれませんが…。

macOSをダウングレードする

CatalinaだとMT5を起動できないと書きましたが、逆に言えばそれより前のバージョンなら動きます。ただ、数年後にはサポートが終了するので、あまり古いものを使い続けるのはどうかと思いますが…(きっとその頃にはCatalina以降に対応したMT5が提供されるであろうと期待しつつ)。

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